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座長 湯沢 勝信
サブリーダー 古内 克志
歯科業界は、経営的に見ると現在非常に厳しい環境におかれています。
なぜなら
1.毎年1000件以上の歯科医院が開業していること
2.国家的医療費抑制政策の中でどんどん保険診療報酬が下げられている
からです。これからの歯科医院経営は、まさにサバイバルです。つまり強いものが生き残り、力のない歯科医院は消えていく運命にあります。さて、それではこうした一面斜陽に見える業界ですが、この業界においてビジネスチャンスというものはないのでしょうか?
答えはノーです。なぜならどんな業界でもそうですが、こうした時期というのは、一種の混乱期であり、業態が大きく変わっていく時期だと考えられるからです。こうした業態の変革期というのは、歯科医院そのものが変化していくためのいろいろなビジネスチャンスが生まれて来ます。
たとえば今後の歯科業界の変革を支えるためのビジネスとしてはどんなものが考えられるでしょうか?
1.歯科医院経営コンサルティングビジネス
歯科医院はお金がないから、目に見えないものにはお金を支払わないと思っていらっしゃいませんか?大手コンサルタント会社は、病院でもない、医院でもない、今一番苦しんでいる歯科医院に対してコンサルタントサービスを行い多くの先生方が顧客となっています。いま歯科医院の先生方は生き残るために、わらをもつかむ気持ちでいっぱいなのです。それでは歯科医院にとって必要なコンサルティングサービスとは何でしょうか?
それは、ズバリひとつにはスタッフ教育。もうひとつは自由診療をいかに増やしていくかです。
これらのコンサルティングはあと5年もすると医院の間でも絶対必要になってくるサービスです。
2.ホームページ作成ビジネス
今までは、ホームページというのは、あった方がいいという程度のものでしたが、これからは絶対になくてはならないもの。さらに戦略的に使うことによって患者を集めるための有力な広告ツールとなります。そのポイントは、ずばりコンテンツと、SEO対策にあります。現状の歯科医院は、ホームページを持っていないところが多く、またあってもSEO対策をやっていないところがほとんどです。
3.歯科医院再生ビジネス
歯科医院の先生方のなかには、本業はうまくいっているのだけれど、本業外でできた借入金(たとえば住宅購入資金、別荘、高級外車、保証債務など)が大きくて資金繰りに困っている先生方が沢山います。またこうした先生の場合、結果的に自分が取引をしている材料屋さん、技工所建築業者などに代金を支払っておらず周りの人達にも迷惑をかけています。こうした先生方はどうしたらいいかわからず悩んでいます。こうした先生方に対しては、合法的に民事再生や任意整理の手法を使うことによって借金を圧縮し、歯科医院を再生させることが可能です。どう考えても支払えないものをいつまでも抱え込んで悩んでいるよりも、思い切って膿を出し、再スタートを切った方が先生のためまた周りの人達のためにも有効だと思います。
4.歯科医院のグループ開業支援ビジネス
歯科医院は、今コンビニエンスストアーよりも多い時代になっています。かつてコンビニエンスストアーが登場した当時は、日本にはいまだかつてなかった業態としてもてはやされ次々に出店するとともに、その中味も進化していきました。現在コンビニはどうでしょうか?数多くのコンビニがありますが、その中でも場所が悪いところ、サービスが悪いところ、商品の品質や種類、鮮度が悪いところは、つぶれていっています。歯科医院もコンビニと同じように患者様から必要ないと判断された歯科医院は消えていく運命にあるのです。それでは今後の歯科医院のありかたとしてはどんなことが考えられるでしょうか?
1.年中無休、24時間診療(コンビニ化)
2.一般・矯正・ほてつ・インプラント・美容・再生等の豊富な品揃え(百貨店型)
3.技術の良いドクターの集団(専門家集団)
がキーワードになると思います。つまり、これらをまとめると、腕のいい先生達が集まって、広い施設で、最新の医療施設を導入し、豊富なメニューをもった診療を、365日24時間営業で行うと言うことです。それは、現在のような開業形態ではできません。すなわちグループ開業といって共同経営で、患者様に対して最高の歯科診療を行っていくという新しい形態ができてくるということです。こうした開業を歯科の先生方だけで実現することは不可能です。こうした開業をサポートしてくれ、また開業後も管理してくれる事業者が必ず必要になります。
5.保険診療0診療所の登場
現在、保険点数はどんどん引き下げられており、一説には歯科の保険診療は近々崩壊するのではないかと言われています。こうした中、歯科診療所は一つには保険よりも単価が高い自由診療をのばして生き残りをはかるという考え方があります。また患者数を増やすため、なるべく患者様の負担を軽くして、保険の窓口分を値引きしたり、もらわないで診療をおこなっている診療所もあります。しかしこれは完全に健康保険法違反であり、近い将来大きな問題になると思います。一部保険、一部自費という診療体系をとっている診療所もありますが、これも混合診療といって健康保険法違反です。それでは、今後考えられる診療形態にはどんなものがあるでしょうか。
ずばり、保険診療をしない100%自費の、保険よりも安い料金でできる歯科診療所です。
診療の質はともかくとして、保険の患者負担が増加し、所得格差がひろがっていく社会の中ではこうしたディスカウント型の歯科医院というものが登場するものと思われます。ディスカウント歯科医院が成り立っていくためにはどうしたらいいか?それにともなって、さらなるディスカウント型の材料屋さんや、技工所の登場が必須と成ってきます。
いかがですか?今ここであげたビジネスはほんの一例です。
変革期を迎えている歯科業界だからこそ今後いろいろなビジネスチャンスが生まれて来ると思います。こうしたビジネスチャンスを生かし、歯科業界の先生方とともに繁栄していきませんか?
歯科医院と取引のある皆様是非一緒に歯科医院再生のために当分科会に参加して
一緒に勉強しましょう。
また、新しく開業なさる先生方に対しては積極的に開業をプロデュースしていきます。
当分科会の現在の研究テーマ
1.成功する歯科医院の物件情報をどう集めるか
2.自己資金のない先生にどうやって融資をつけるか?
3.低コストで開業するにはどうしたらいいか?
4.経営がうまくいっていない歯科医院をどうやって立て直すか?
5.できる院長をどうやって育てるか?
6.歯科医院のスタッフを一流の人間に育てるにはどうしたらいいか?
7.自費率70%の歯科医院をつくるにはどうしたらいいか?
8.地域一番歯科医院にするにはなにをどういう順番で行えばいいか?
9.歯科医院が行う医院経営・病院経営・福祉施設経営
10.年中無休歯科医院の経営方法
です。
これらの研究の中から生まれたノウハウを書物、ホームページ定期セミナー(年3回企画)の中で積極的に公開し、歯科業界に貢献していきたいと思っています。
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